「バイオジェン杯2022」第1回オンラインボッチャ全国大会 |
予選、決勝ともに国際試合と同じボッチャコートを持つ株式会社CACホールディングの協力を得て実施されました。4日程実施された予選は、逆転また逆転の白熱した試合となり、ボッチャ公認審判によるミリ単位の判定が続きました。
写真:予選第4日目の試合の様子
予選を勝ち抜いた4チームによる準決勝も、最後まで勝敗が分からない接戦となり、最終的に「水戸特別支援学校チーム」と「SMAチーム③」による決勝戦を迎えました。チームで真剣に議論をし、力を合わせながら投球を続けた両チーム。最終的には、「SMAチーム③」が優勝に輝きました。
白熱した試合中に見せる選手の真剣な顔、ナイスショットの時の笑顔、そしてチームで励まし合い、応援しながらの競技は、「楽しいを、あきらめない」というスローガンどおり、楽しく充実した経験になりました。
本大会予選リーグ参加申し込みをした12チームが参加しました。4日程の中から1日の参加日が割り当てられ、1チームあたり2試合実施し、リーグ内の勝ち点1位のチームが決勝トーナメントに進出しました。
各リーグの1位チームが参加し、各チームはトーナメント方式で優勝を争いました。決勝の様子はYouTubeアーカイブでご覧いただけます。YouTubeアーカイブ: https://youtu.be/_9ucrv0BS8s
オンラインボッチャは競技会場に設置されたボッチャマシン(通常のボッチャで用いられるランプに遠隔操縦装置が付随されたもの)を、インターネットを介して操作し、ボッチャ競技を行うものです。会場へのアクセスなどの問題により、従来のボッチャには参加できなかった重度身体障がいをもつ子どもであっても、自宅など遠隔地から競技に参加できることが特徴です。
選手はマシン及び会場に設置された3つの俯瞰カメラをZOOM越しで見ることで会場の様子を把握し、交代でオンラインボッチャマシンにログインしながらボールのスピードや当たる角度を調整し投球します。
オンラインボッチャマシンの操作は全てパソコンやタブレットからワンクリックで行うことができます。また肢体不自由でも操作しやすいコントローラーも開発しており、そちらでも操作することが可能です。
競技ルールは従来のボッチャに準じており、今大会もボッチャ公式戦ルールの団体戦(1チーム3人制)で行われます。